hvhoumonhidamariのブログ

沖縄の在宅医療と環境の素晴らしさを発信したい。

がんばって!

Yさんは80代後半の女性、訪問を開始して1年余りが過ぎました。


プライドが高く、弱みを見せたくないといった態度が前面に出ている一人暮らしのお婆ちゃん。


認知症が徐々に進み、喧噪が出てきて近所への攻撃的大声と、インシュリン療法ができないことから、長い間数か所の病院に入院を余儀なくされていました。


昨年の春、Yさんの強い希望から自宅の戻ることになり、訪問看護の依頼を受けたのですが、最初はほとんど毎日自己紹介から始まる毎日で、話の端端に「私は呆けていないから」と怒り出す始末。


意思を含む、関わった誰もが『1か月で再入院』と覚悟していたにもかかわらず、1年余りも穏やかに生活を続け、認知症看護の研究にも使われるようになりました。
訪問看護師の私達としてもうれしい誤算です。


ところが、2か月前自宅内で2度の転倒をして、軽度の圧迫骨折でホームにショートスティをすることとなり、週1回の訪問でしか会えなくなりました。
徐々に回復しているのですが、今後の方針が決まらない状態が続いています。
老後は住み慣れた自宅で生活が理想ですが、そうも言っていられない状況が多いのです。プラン会議で、訪問看護師や介護士、デイサービスなどの関わりの必要性が感じられたものでした。