hvhoumonhidamariのブログ

沖縄の在宅医療と環境の素晴らしさを発信したい。

人に触れて、魂に触れて

今年もお盆の時期に差し掛かります。
訪問を始めて、義母を含めて何名かのお見送りをさせていただいた方が、帰ってきている気分になります。そんな時、ふと現実について考えてしまうのです。


訪問看護を行っていると、様々な人間模様を目にします。


何万人に一人という難病を抱えている子。たまに笑ってくれる笑顔が素敵です。


以前は大家族が住んでいた大きな家で、人生を全うしたいと終末期といわれながらも1年命の日を燃やしている高齢者。好きなコーヒーを少し飲んで「サンキュー」。癒されます。


何かしらのきっかけで、心を病んでしまい酒や薬物に傾倒してしまった働き盛り。
少しのきっかけで電話魔と変身しますが、最後には「ゴメンナサイ」。


数えきれないほどの背景を背負った人たちの、ほんの少ししか我々訪問看護師は手と知恵を貸すことしかできません。葛藤を覚えることも一杯あります。
その日常の中「次はいつ来てくれる?」の一言を糧に、私達も生かされているんだな~と感じ、心が満たされるのです。