hvhoumonhidamariのブログ

沖縄の在宅医療と環境の素晴らしさを発信したい。

走り抜けた結果

ステーションを開業しようやく2年が過ぎました。
紆余曲折ながらも何とか前に進むことができていて感謝です。


ところが、1月中旬に急に血小板は低値となり、病院に搬送されてしまいました。


この数年間、原因不明の高熱が続き、3か月の休養。
直腸がんの手術後の化学療法での血液抑制。
右顔面神経麻痺と立て続けに火の粉をこうむり、さらに腎不全の発症、脊柱管狭窄症の歩行抑制と次々わが身につけが回ってきているようです。
もう次はないだろうと感じた途端今回の入院、3週間のベッド安静で毎晩腰骨の圧迫に睡眠をさいなまれながら過ごしてきました。


万全とは言えないまでも治療の方法がはっきりしないという理由から退院となり、歩行困難と闘いながらも仕事に復帰しましたが、自分が歯がゆくて仕方がない毎日です。


若い時間の無理がこのような状態で跳ね返ってくることを思う知っている毎日です。

在宅看取りを考える

多忙などが重なって、ブログの更新をすっかり忘れていました。
私ごとですが、昨年来、父,義母、義兄と立て続けにお見送りの機会があり、気分的にもやや消沈気味でした。
そんな中、「劇団タンポポ」の「ゆずり葉の季節(はる)」という感激の話を聞き、出かけて行きました。
テーマは在宅看取り。訪問看護に携わっているものとして終末期の患者様の心情、残される家族の様々な心情などを組み入れながら感激しているとついついこみ上げるものがありました。

人に触れて、魂に触れて

今年もお盆の時期に差し掛かります。
訪問を始めて、義母を含めて何名かのお見送りをさせていただいた方が、帰ってきている気分になります。そんな時、ふと現実について考えてしまうのです。


訪問看護を行っていると、様々な人間模様を目にします。


何万人に一人という難病を抱えている子。たまに笑ってくれる笑顔が素敵です。


以前は大家族が住んでいた大きな家で、人生を全うしたいと終末期といわれながらも1年命の日を燃やしている高齢者。好きなコーヒーを少し飲んで「サンキュー」。癒されます。


何かしらのきっかけで、心を病んでしまい酒や薬物に傾倒してしまった働き盛り。
少しのきっかけで電話魔と変身しますが、最後には「ゴメンナサイ」。


数えきれないほどの背景を背負った人たちの、ほんの少ししか我々訪問看護師は手と知恵を貸すことしかできません。葛藤を覚えることも一杯あります。
その日常の中「次はいつ来てくれる?」の一言を糧に、私達も生かされているんだな~と感じ、心が満たされるのです。