hvhoumonhidamariのブログ

沖縄の在宅医療と環境の素晴らしさを発信したい。

近くにいた人材、恵みに感謝

小児慢性特定疾患や障害を持つ子供さんたちの訪問も行っていると、歩行困難な子供さんや成長期でどんどん体重が増えてくる子供さんの入浴介助を行うことが多々あります。
スタッフは女性と男性が混在しているのですが、女児の場合は性徴の変化に応じて同性スタッフの存在が不可欠になります。
私達も必要に迫られ、アルバイトをしてくれるヘルパーさんを探したのですが、最近の傾向として地区のヘルパーさんの離職が加速しているようで老人デイサービスヘルパーさんが偏り小児を担当してくれるヘルパーさんはどこの施設でも引っ張りだこのようです。
訪問看護は通常、週3回を限度に訪問看護に入れますが、その他の日には他の訪問看護ステーションや数少ないヘルパーステーションに無理をお願いしてケアにあたる現状ですが、時間の制約などからそううまく事が運ぶことは少ないのです。
幸い、当事業所では保育士の資格を有する事務職員など小児に携わるプロが数名おり、彼女たちが仕事時間外の訪問に同行してくれるようになり、一時しのぎではあるのですが対応ができるようになっています。感謝です。
今日から新しい子供さんが加わりました。自分では動けず、呼吸もままならない子供さんですが、表情の変化が読み取れます。気持ちよさそうな表情を期待してきれいにしようねと話しかけました。

もう初夏です

つい先日、入園式や入学式で初々しい姿を見たばかりなのに、沖縄はすでに夏日が訪れてエアコンや扇風機のお世話になることも多いこの頃です。


小学校の校庭には沖縄県の花「でいご」が真っ赤な花びらを付けています。
沖縄県では「でいご」の花のつき方で、この年の台風の襲来を占う風習があるのです。
真っ赤にたわわに咲き誇るとしは、大きな台風がやって来る。あまり勢いなく咲く年は台風襲来が少ないといったものです。約40年余り沖縄で生活している私は、この占いが正確だとは思いませんが、古来よりの観天望気で話のタネにするのもいいですね。


私たちの訪問看護ステーションに、産休明けでメンバーが戻ってきました。
待機児童の多い社会環境の中、やっとこさ保育園に入所でき、親の心配もよそに短時間で慣れ親しんで驚かせています。新年度になり、新しい依頼や問い合わせが少しずつある今日この頃、ありがたいことだと褒めてあげたい気分です。

未来の希望のために

私たちの訪問看護は早朝や夕刻過ぎの時間に小児訪問看護を行っています。


沖縄県中部地域に属する訪問看護ステーションは、過当競争を繰り広げるくらいたくさん存在しているのですが、それぞれが設定した活動時間を遵守しており、本当に必要とされる時間に活動できないという理不尽さがあります。


たまたま、看護学校の友人が近所で障害児の援助施設を立ち上げ、相談を持ちかけられたのがきっかけでしたが、オープン当初の私たちにとってありがたい依頼でした。


各家庭で両親のみならず親戚の手を借りながら、障がいや疾患を持つ子供たちを見守る方たちのほんの少しでも手助けになれたらと続けています。


しかしながら、最近地域のヘルパー事業所からヘルパーさんたちが離職してしまい絶対数の欠如で小児介護の危機を迎えているのです。


私たちの地域は沖縄県でも介護認定を受けている人が多い地域で、老人デイケア乱立地域なのです。そこに介護ヘルパーさんたちが分散してしまっているのです。
確かに決まった時間に始まり、終わりを迎えることは自身の生活リズムのためには大切だと思います。


障害児や疾患児は十分なコミュニケーションもとれず、ある面やりがいのない仕事だと感じることも多いのですが、今一度、子供達に手を差し伸べて欲しいと感じる毎日です。