車は歩く?ところ変われば…
約40年前に沖縄にやってきて、定住を視野に第2の故郷と決めたころ、違和感を覚えたことがありました。
それまでは私のような本土から来た人には、標準語ならぬ共通語で話をしてくれていた人が、「那覇市の○○に住んでいます」と自己紹介したとたんに方言が聞こえ始めます。
「ドアを開けっ放しにしたらクーラー出てゆくから開けんでよ」「今日暇なら、今から遊びに来るよ(行くよ)」「車歩かして行くからさ」「ズボンを着けて、シャツをちゃんと履いておいで」など島言葉に独特の言い回しをするのです。
最初は「おもろそうし」という日本語の最初の文献らしい文章にそんなことが書いてあったのかと感じ取ったのですが、的を射ていないことだったようでした。
住み始めて10年が経ったころ、職人さんと仕事をする機会があり、ようやく島言葉(方言)に慣れ始めたことが、看護師になり、高齢者との交わりを深いものにさせてくれました。初めは違和感があった独特の言い回しをいつからか自分も使っていることや若者よりも方言が使えるようになっていることに妙を感じているこの頃です。
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