hvhoumonhidamariのブログ

沖縄の在宅医療と環境の素晴らしさを発信したい。

しあわせでしたね…

最近、在宅ターミナル看護の機会が増え、つい先日、在宅で生涯を終える姿を目にしました。

子宝やたくさんの子孫が形成する大家族のみならず、家族の結びつきが強い家庭では、

生活していた場所で終末期を迎えさせてあげたいと思う家族の愛を感じます。

ターミナル状態で退院してきた方が、自宅の雰囲気や匂いでうれしそうな表情に変わることがあります。

私たちは心一杯、体一杯を駆使してケアを行いますが、その時を回避することはできません。苦しみがすっと表情から消えたとき、「しあわせでしたね」とつぶやくと、一瞬微笑みが見えるような気がします。

沖縄には「サーダカ生まれ」といわれる生まれつき霊感の強う人がいて、「○○さんがお礼や□□を言いに来ていた」と話すことが多くあります。

真偽のほどはわかりませんが、激動の沖縄で家族を守り、土地を守り必死で生きてきた先人の休息の時に感じるのかも知れません。