hvhoumonhidamariのブログ

沖縄の在宅医療と環境の素晴らしさを発信したい。

うららかな春と葛藤

最近何やかやと忙しく、久々にじっくり外を眺めてみると沖縄はすでに春本番。


事務所周囲の管理を義兄に委ねているのですが、花木の好きな義兄は私が忙しさのあまり手を入れない花壇に、自作の鉢植えを飾り、様々な花の競演が見られます。

(つつじをメインに様々な花が植えられていますが四季を通して花が咲くようにしています)

猫の額ぐらいしかない家庭菜園にも、玉ねぎ、春菊、ホウレンソウ、レタスなどの野菜が所狭しとハーベストタイムを待っています。グアバ、アセローラ、ビワなど緑の可愛い実を付けてきています(マンゴーはまだ蕾)。

(沖縄のビワです。成熟したらオレンジ色になりますが少し小さいサイズです)

この時期の沖縄は一年で最も太陽が見られない季節なのですが、曇りでも日に焼ける沖縄です、野菜には十分なのかもしれません。


卒業、入学、進級と子供たちの環境も変化して行きます。
訪問に行っている小児のご家族の中には、様々な戸惑いを感じているところです。さらに、夏に手術を予定している児が数名います。
今から準備に取り掛かっていますが、この児たちが笑顔で戻って来られるように、可長崎実を結ぶように願わずにはおれません。


社会形態が作った子供の飲酒?

小学生から中学3年生の子供3名がバイクに乗って転倒、中学3年生の男の子が死亡した事故で衝撃的な事実が報道されました。
すでに全国ネットで報道されているので周知の事実だとは思いますが、運転していた小学6年生は飲酒していた事実を聴いて、全国の人たちは驚愕していると思います。
でも、私はそんなに驚くことはなかったのです。
沖縄に暮らして40年余り、各地を転々と移住していた私は、約35年前ある小学校の隣に住んだことがあるのです。
夏の蒸し暑い夜、大勢の子供の声。聞き耳を立てると、小学校の建物の影で数人の子供が飲酒している様子。
沖縄では部落の集会所などで近所の青年が夜に酒盛りしていることが多かったので、
最初はどこの青年がたむろしているのかと思いましたが、話の内容が小学生の会話でした。しばらくして巡回している警備員に注意され解散となったのですが、小学生が飲酒なんてなんとすごいところだろうと感じたものでした。
確かに、食事を家で終えてから飲みに出かける習慣のある沖縄では、両親の留守に子供が深夜徘徊や飲酒をする機会が多く問題視されて徐々に改善されているようなのですが、今回の事故を教訓にもう一度、規範を引き締めてほしいものです。

おふくろの味は健康の味

沖縄ではパパイヤはおふくろの味、おばあちゃんの味としてしりしり(千切り:すりすり)をツナなどと炒めて食べます。

(たわわに実った青パパイヤ)

(パパイヤしりしりを炒める前)
でも、大根の千切りは「しりしり」とは言いません。「千切れ」なのです。どうも「しりしり」とはピーラーなどで薄切りにした物なのかと思いますが、大根しりしりは大根おろしの事なので真意は不明です。

(大音の千切りと豚肉、昆布の炒め物)
パパイヤには「パパイン」(タンパク質分解酵素)や「ギャバ」(健康物質)といった酵素がたくさん含まれ、沖縄のおかずは健康食そのものです。
「ゴーヤチャンプルー」やニンジンを炒めて卵でとじた「ニンジンしりしり」は徐々にメジャーになって来ていますが、そのほかの沖縄のおふくろの味も普及できればと感じるのです。