hvhoumonhidamariのブログ

沖縄の在宅医療と環境の素晴らしさを発信したい。

訪問看護で時々考えること

 生から昇天に至るまでかかわりを持つ看護師として、訪問看護に携わって数年たちました。子供達は難病を持ちながらも成長を見せ、手術適応された子の経過には我が子のようにはらはらした毎日を送り、親御さんの連絡に一喜一憂する毎日です。
 先日99歳の女性の終末期に携わりました。大家族の沖縄では地方に散らばっている子・孫の帰省を今か今かと待ちわびる気持ちが手に取るように理解でき、低い血圧で薄れゆく意識の中でも、最後の思いを遂げる生命力に感動を覚えます。
最近の終末期動向では、在宅で終末期を迎えるケースは全体の12%程度、殆どが病院で最後の時を迎えるようです。
 私も昨年義母を在宅で見送りましたが、たくさんの子供・孫までが終末に間に合い。穏やかなひと時を迎えたことも記憶に新しいことです。
 介護の困難から、病院や施設入所で終末を迎える場合が増えていますが、在宅ケアの充実が図られている今日、思い入れがあり、懐かしい臭いや雰囲気の中でその時を迎えるのも幸せなのかもしれないと感じています。

梅雨?真夏?

数日前の早朝、嵐のようなゴーッと言う激しい音の後に、大きな雷の音が聞こえていました。
夜明けには収まり、日中はピーカン。でも次の日からは曇天の梅雨空。
車で移動中、西の空に大きな漏斗雲。竜巻かなあと思う間もなくラジオから沖縄近海で竜巻発生の一報。
沖縄の梅雨は、ただ蒸し暑く、スコールのような雨と焦げ付くような晴天が交互にやって来るのです。
本日も朝から大雨、午後は真っ赤な太陽。気温の変化も激しく、つらい日々です。
今降らないと夏の水確保が大変な沖縄。今年は台風も多いとTVから聞こえてきます。
訪問に行っている患者さんたち体調を崩さないといいのにと祈りながら今日も走ります。

いつ来ても楽しい島になれば…

4月21日から23日まで沖縄県各地では「島ぜ~んぶでおおきな祭 第9回沖縄国際映画祭」が南部を中心に行われ、イベント会場では普段見られない人たちを一目見ようと小雨交じりの中、大移動をしています。以前から吉本興業の芸人さんたちが中心に映画を作り、映画スターやタレントさんたちが沖縄の地を彩っていたのですが、最近では沖縄吉本が那覇の中心に進出しさらに拍車がかかったようです。
昨年の沖縄観光客は800万人に達し、30数年前に開催された「海邦国体」当時に目指していた200万人の4倍にもなってしまいました。
沖縄には年明けから「桜まつり」「花のカーニバル」「洋蘭博覧会」「つつじ祭り」
などの季節の花々にまつわるお祭りやゴールデンウェーク前の今回の映画祭、「海洋博花火大会」などほぼ1年中さまざまな催し物があります。
沖縄の魅力が観光客リピーターを増やし、人の増加で様々なイベントが催されてきたのです。
沖縄には基地問題をはじめとする様々な問題が山積されていますが、今以上に沖縄に人が訪れ、日本唯一の海外県(離島)を盛り上げてほしいものだと感じています。
我々沖縄に住むものも、たくさんの人との交流で観光立県としての気概やマナーを高めていきたいものです。